3部構成の総集編も終わり、とうとう今年の大河ドラマも終了しました。
楽しかったぁ、この一年。1回たりとも見逃すまいとこれほど必死になったのは、ほんとに久しぶりです。
いい歳の大人(もちろん、大人に限らずかなり若い世代も)をここまで魅了したのですから、三谷さんは
NHKに表彰されたっていいくらいです。
始まった当初は、役者と役柄のイメージが違うの何のと口幅ったいことも言いましたが、一年見てくると、
どの役柄でも、もう他の俳優さんではダメだと思うようになりました。総集編のトークで慎吾君が「ドラマを通して、
一年間近藤勇として成長してきた」というようなことを言っていましたが、観客の私たちも一年見てきて
この役者さんたちで作られた新撰組!の各役柄の人生を見守って共に生きてきたような気がします。
単発ドラマではあり得ない思い入れが生まれるのも当然かもしれません。
山南=堺さんが総集編で「想像以上に愛されて、自分が考えていたのとは違う山南像が生まれてしまった」
と言っていましたが、確かに日本全国で何人の人が見ていたか分かりませんが、見る人それぞれのイメージがあって、
それがいろんな形で集約されていって、作家をも突き動かすことになるのかもしれないですね。
もちろん役者が良くなきゃ、そこまで育たないです。芹沢さんも佐藤さんの演技が凄すぎて、
どんどん格好よくなっていったそうですから。
終わってみると、なんと役柄にぴったりの人ばかりキャスティングされたこと。今まで杳かった 近代日本史を学ぶのに大いに助けとなりました。坂本龍馬や勝海舟のことももっと知りたくなった。 大河ドラマって、他の歴史書や小説を読む時の時代背景を理解するためのちょうどいい参考書なんですよね。 日本史が嫌いだった私も、大河ドラマで見た時代は比較的すんなり覚えられましたからね。 どの方向から光を当てるかだけの違いで、全く別のドラマが生まれるわけだから、薩長側からの本も 読んでみようと思っています。
大河ドラマが新撰組だったということでネットの検索でも全然不自由しなかったし、結構たくさんの 新撰組関連サイトがあるということも知りましたし、訪問するところも増えました。実際このHPも 大河ドラマがなかったらとっくの昔に挫折していたと思う。今年ばかりは視聴料とられても腹が立たなかった。 (と視聴者がいいたい時に不正が判明するってどうよ。)
なんだかまだ終わったあとの総括が自分の中で出来てないので、うまく言葉にできない。
言いたいことはもっと一杯あったはずなんですが、この辺で打ち止めといたします。
来年の「義経」の時代も「草燃える」の時以来好きになったので、初回次第で毎週録画することになるかもしれません。