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能書三昧

MUSE の世界

 MIDIの世界に片足突っ込んだのは、MUSEというフリーソフトに出会ったのがきっかけです。

 この世界、覗いて見ると奥が深い上に、中に住むのはツワモノ揃い。普及しているMIDIソフトは 結構値の張るものが多く、簡単作成と謳っているけれど素人にはイマイチ取っ付きにくい。そんな印象があって 人の作品を鑑賞するのみだったのですが、初めてMUSEをダウンロードして立ち上げた時、現れた本体と 演奏中の表現方法に一発で魅了されました。


copyright @ Mr. Ichiro Kato

 MUSEを立ち上げるとピアノの鍵盤が現れます。MUSEファイルを開いて演奏を開始すると 鍵盤に音色が表れます。楽器ごとに色が割り当てられていて、演奏する曲を耳と眼で鑑賞できるのです。
  私は子供の頃ピアノを習ったことがあります。ご多分に漏れず中途で挫折してからは弾いていませんが、 他のどの楽器よりやはりピアノに惹かれます。住宅事情が許せば電子ピアノでいいから買いたいと思います。 そんな私にとって、立ち上げたらピアノの鍵盤だなんて、イチコロです。

 私は他のMIDIソフトを使ったことがありませんが、普通はキーボードなどで演奏して打ち込んでいくように 聞いています。MUSEではメモ帳ソフトがあればデータ制作が可能です。
 ごく簡単に説明すると、ドレミファソラシドを文字で打ち込むわけです。ドレミファソラシドと鳴らしたかったら  drmfslc<d と記入するわけですね。これがまた私には合っていました。 普通は音で入力できた方が簡単なのかもしれません。 じっさいテキストファイルで作成する以上いろんな決まり(文法)に則って書かないと演奏できません。 初めての人には文法が難しいと言う人もいます。私も最初はマニュアルを印刷して首っ引きで作成しました。 でも出来るところから始めて、音を鳴らしながら進めていけば基本は覚えます。HPを作っていくうちに HTMLを理解していくのと同じですね。もっと高度なテクニックというのは、必要に迫られた時に マニュアルに当たればいいのです。私も未だに分からないコマンドはいっぱいあります。

 MUSEにはMUSERが集まるサイトがあり、ここでは各人が制作したデータがダウンロードできる MUSEの殿堂があります。MUSERはデータが出来上がったらソフト開発者である加藤氏にデータを メールで送付してよいのです。加藤氏に送付した段階でMUSEの殿堂への応募になり、審査により 入堂できたものがサイトにアップされるという仕組みです。 これがまたなんとも自尊心をくすぐる (もしくはぺしゃんこにする)というか、自己顕示欲を満足させてくれる(もしくは木っ端微塵にしてくれる) というか、上手い具合に創作意欲をそそるわけです。

  MUSE WORLD

 私が最初に作ったデータは主人が作曲した曲です。それが奇跡的に殿堂入りして私はすっかりその気に なってしまいました。そのあと5〜6曲ほど主人の曲を制作、いくつかは殿堂入りし、いくつかは落選しました。
  基本的に殿堂に応募するのが目的ではない主人は、最近では私に付き合うのが面倒らしく、私は私で何か 制作したいけどオリジナルを作曲できるほどの才はないので、自分の好きな歌手の曲なと打ち込んでいます。

 いくつかまとまったらこのHPでも陳列しようかと思っています。ええ、自己顕示欲旺盛ですから。

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